中国で実際に安定して使えるVPNは、2026年現在では限られています。NordVPN・Surfsharkは現地テストで接続困難という結果が出ており、ExpressVPNも不安定な報告が増えています。複数の現地駐在員テストで安定が確認されているのは、12vpx(メイン)とUCSS(サブ・速度重視)の組み合わせです。渡航前に必ず契約・インストールを済ませてください。中国国内ではVPN公式サイト自体にアクセスできません。
・2026年の現地テストで「本当に使えた」VPNと「使えなかった」VPN
・用途別おすすめVPNの選び方(短期旅行・出張・長期駐在)
・渡航前に済ませる準備手順5ステップ
・中国でVPNが繋がらないときの原因と対処法
・よくある質問(違法性・無料VPNの可否など)
中国のグレートファイアウォールでブロックされる主なサービス
中国では金盾(グレートファイアウォール)という国家規模の検閲システムが稼働しています。日本で当たり前に使っているサービスのほぼすべてが中国国内からアクセス不可です。
| カテゴリ | ブロックされる主なサービス |
|---|---|
| SNS・連絡手段 | LINE / WhatsApp / Instagram / X(旧Twitter)/ Facebook |
| 検索・メール | Google検索 / Gmail / Yahoo!メール |
| 動画・音楽 | YouTube / Netflix / DAZN / Spotify |
| ビジネスツール | Google Drive / Slack(一部)/ Dropbox(一部) |
規制の強度は時期によって変動します。政治的イベントや記念日の前後は特に締め付けが強まり、どのVPNを使っても接続が不安定になりやすいという特徴があります。
【重要】2026年現地テストで判明した「使えるVPN」と「使えないVPN」
中国渡航者がよく選ぶ大手VPNの実態を、2025年11月〜2026年2月に天津・蘇州・余姚・広州で実施された現地テスト結果をもとに整理しました。
・NordVPN:専用アプリから繰り返し接続を試みたが、サーバー接続が確立できず通信がブロックされたまま
・Surfshark:同様に安定利用が困難という結果
・ExpressVPN:「繋がらない」「使えなかった」口コミが継続的に増加。時期・環境によって大きく変動
・ProtonVPN:Stealthプロトコル使用で接続可能な場合もあるが、接続成功率は約79%前後と不安定
・12vpx(旧12vpn):複数都市・複数時間帯で安定した接続を確認。中国駐在員からの評価が最も高い
・UCSS:Shadowsocksベースの技術で速度が高く、バックアップとしても有効
インターネット上には「NordVPNは中国でも使える」「ExpressVPNが最強」という情報が多く出回っています。しかしこれらの多くはアフィリエイト目的で書かれた記事であり、実際の現地テスト結果とは乖離しているケースがあります。渡航前に最新の現地テスト情報を確認することが重要です。
中国でおすすめのVPN比較|用途別の選び方(2026年時点の調査)
| サービス | 12vpx | UCSS | ProtonVPN |
|---|---|---|---|
| 中国での接続安定性 | ◎ 最高水準 | ◯ 高い | △ 不安定(約79%) |
| 通信速度 | ◯ 高速 | ◎ 最高水準 | ◯ 高速(有料) |
| 技術方式 | 独自プロトコル(Shadow系) | Shadowsocksベース | Stealthプロトコル |
| 日本語サポート | △ 英語のみ | △ 英語中心 | ◯ 日本語あり |
| 無料プラン | なし | なし | ◎ 永久無料あり(中国非推奨) |
| 中国向け料金感 | 中程度 | やや高め | $4.99〜/月(年払い) |
| 向いている人 | 安定性最優先の人全員 | 速度・動画重視 | プライバシー重視 |
中国で使えるおすすめVPN3選|特徴と向いている人
1位:12vpx(旧12vpn)|中国での安定性が最高水準
12vpxは、中国での接続安定性において現地テストで最も高い評価を受け続けているVPNです。2025年11月〜2026年2月の天津・蘇州・余姚・広州の複数都市テストでも、主要都市・時間帯を問わず安定した接続が確認されています。
iPhoneアプリ「Floxcore」経由で利用でき、中国向けの東京・大阪サーバーを含む30以上の日本サーバーが使えます。また、中国国内からアクセスできる専用リンクが用意されているため、万が一のトラブル時も公式サイトへの接続に困りません。
・とにかく安定して繋がることを最優先したい人
・中国駐在・長期滞在者
・短期旅行・出張でも確実に使いたい人
2位:UCSS|速度重視・動画ストリーミングに強い
UCSSはShadowsocksをベースとした技術で、中国の厳しい規制環境下でも高速通信を実現することに特化したサービスです。現地テストで通信速度は12vpxを上回る結果が確認されています。
YouTube・DAZNなど動画のストリーミングを快適に使いたい場合はUCSSが向いています。12vpxをメインに使いながら、速度が必要な場面やバックアップとしてUCSSを併用する構成が、現地テストチームが推奨する使い方です。
・YouTubeやDAZNなど動画を中国から快適に見たい人
・12vpxのバックアップとして持っておきたい人
・Liteプラン:1ヶ月以内の短期旅行・出張(約$29〜)
・Standardプラン:3ヶ月以上の長期滞在向け
3位:ProtonVPN|プライバシー最優先・サブ用途向け
ProtonVPNはスイス本社・独立監査済みノーログポリシー・オープンソースというプライバシー保護の透明性が最高水準のVPNです。独自のStealthプロトコルでグレートファイアウォールを回避できる場合があります。
ただし、接続成功率は約79%前後(現地テスト)と不安定であり、中国でのメインVPNとして使うには信頼性が不十分です。「プライバシーを最優先にしたい」「日本語サポートが必要」「永久無料プランで試したい」という用途に向いています。中国では12vpxまたはUCSSをメインにしつつ、プライバシー用途のサブとして併用する使い方が現実的です。
中国VPN選びで失敗しない3つの条件
中国のグレートファイアウォールは、一般的なVPN通信を検知して遮断するディープパケットインスペクション(DPI)を使っています。中国で実際に使えるVPNには以下の3条件が必要です。
難読化技術(Shadowsocks系・独自プロトコル)を持つこと
VPN通信を通常のHTTPS通信に見せかける技術がないと、グレートファイアウォールに即座に検知・遮断されます。12vpxとUCSSはどちらもこの技術に特化しています。
定期的にサーバーIPを更新していること
グレートファイアウォールはVPNのIPアドレスをリスト化して定期的に遮断します。IP更新が止まったサービスはすぐに使えなくなります。現地テストで安定しているサービスを選ぶことが重要です。
渡航前にインストール・設定が完了していること
中国国内ではVPN公式サイトにアクセスできません。現地到着後の新規契約・アプリダウンロードはほぼ不可能です。日本出発前に全デバイスへのインストールまで完了させてください。
中国渡航前に済ませるVPN準備手順5ステップ
以下の手順は必ず日本国内で完了させてください。中国入国後では各ステップの実行が困難になります。
日本国内でVPNを契約する
12vpx・UCSSなど中国で安定実績のあるVPNを契約します。中国国内ではほぼすべてのVPN公式サイトがブロックされています。出発の数日前には契約を完了させてください。
渡航で使う全デバイスにアプリをインストールする
スマートフォン・PC・タブレットなど渡航で使う全デバイスに事前にインストールします。中国国内のアプリストアからはDLできません。
中国向けの接続設定を確認する
各サービスの中国向け設定(サーバー選択・プロトコル切り替えなど)を公式サイトで確認して設定しておきます。設定が不完全だと中国で繋がらない原因になります。
アプリを最新バージョンに更新する
VPN各社は定期的にGFW対策のアップデートをリリースしています。渡航直前にアプリを最新バージョンに更新してください。古いバージョンのままだと現地で繋がらないケースがあります。
日本国内で接続テストを行う
出発前に実際に接続・切断を繰り返して動作確認を済ませます。メインとバックアップの2本体制で動作確認しておくと安心です。
・デフォルトの標準プロトコルで接続しない(GFWに即検知されるVPNが多い)
・中国国内でVPNを新規契約しようとしない(公式サイトにアクセスできない)
・中国のApple ID / Google アカウントでサインインしない(VPNアプリが自動削除される)
中国でVPNが繋がらない・使えないときの原因と対処法
中国でVPNが接続できない場合、原因のほとんどは以下の5パターンに絞られます。
原因1:VPN自体がグレートファイアウォールに対応していない
NordVPN・Surfsharkなど難読化が不十分なVPNは、現地テストで安定利用が困難という結果が出ています。12vpxやUCSSなど、中国特化の実績があるVPNに切り替えることが根本的な解決策です。
原因2:接続しているサーバーのIPがブロックされた
グレートファイアウォールはVPNのIPアドレスを定期的にリスト化して遮断します。接続先のサーバーを変更してください。香港サーバーが遮断されている場合は東京・大阪・米国のサーバーへ切り替えると改善することが多いです。
原因3:規制強化のタイミングと重なっている
中国の政治的イベントや記念日前後は規制が一時的に強まります。この時期はどのVPNも接続が不安定になりやすいです。複数のVPNをバックアップとして用意しておくことを強くおすすめします。
原因4:アプリのバージョンが古い
VPN各社は定期的にGFW対策のアップデートをリリースしています。アプリを最新バージョンに更新してから再接続してください。
原因5:ホテル・企業回線がVPN通信を独自にブロックしている
一部のホテルや企業回線はVPN通信を独自にブロックしています。モバイルデータ回線(4G/5G)に切り替えると接続できるケースがあります。
中国でVPNを使うときよくある4つの質問
Q. 中国でVPNを使うことは違法ですか?
A. 中国では政府が認可していないVPNの使用は技術的には違法です。ただし取り締まりの対象はVPN提供事業者が中心であり、旅行者・出張者など個人が業務・娯楽目的で使用して摘発された事例は現時点ではほとんど報告されていません。中国政府に批判的な情報発信に使うケースは別です。最新の法令・状況は各自でご確認ください。
Q. 無料VPNで中国のグレートファイアウォールを回避できますか?
A. 無料VPNで中国のグレートファイアウォールを安定して回避することは、ほぼ不可能です。2025年の調査では無料VPNの約74%がトラッキングやマルウェアを含むという報告もあります。中国では必ず中国特化実績のある有料VPNを使ってください。
Q. NordVPNやExpressVPNは中国で使えますか?
A. 2026年の現地テストでは、NordVPNとSurfsharkは安定利用が困難という結果が出ています。ExpressVPNも「繋がらない」口コミが多く報告されています。これらのVPNに関して「中国で使える」と書いている記事の多くはアフィリエイト目的のものであり、実際の現地テスト結果と乖離している場合があります。中国では12vpxやUCSSなど中国特化の実績があるVPNをおすすめします。
Q. VPNは何本用意すればいいですか?
A. 最低2本の用意を強くおすすめします。グレートファイアウォールは定期的にIPアドレスをブロックするため、1本だけでは突然使えなくなるリスクがあります。現地テストで実績のある12vpxをメインに、UCSSをバックアップとして持っておく組み合わせが、多くの中国在住者が実践している構成です。
まとめ:中国でおすすめのVPN選び方と注意点
中国でVPNを選ぶ際に最も重要なのは、アフィリエイト記事の情報ではなく、実際の現地テスト結果で判断することです。
2026年時点の現地テストで安定が確認されているのは12vpx(メイン)+UCSS(バックアップ・速度重視)の組み合わせです。NordVPN・Surfshark・ExpressVPNは現地で「繋がらない」という報告が増えており、大手であることと中国での安定性は別物です。
・日本国内で中国実績のあるVPNを契約済みか(12vpx・UCSSを推奨)
・全デバイスにアプリをインストール済みか
・中国向けの接続設定を確認・完了済みか
・アプリを最新バージョンに更新済みか
・メイン+バックアップの2本体制で動作テスト済みか
ProtonVPNを検討している方は、中国でのメインVPNとしてではなく、プライバシー用途のサブとして位置づけることをおすすめします。
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